【新型コロナ】19日の神奈川、315人の感染確認 横浜で2人死亡

 新型コロナウイルスの感染拡大を巡り、神奈川県内で19日、10歳未満~90代の男女315人の感染が新たに確認された。1日当たりの新規感染者数としては17日(319人)に次ぐ規模。187人の感染経路が不明という。

 横浜市は、80代女性と60代男性の死亡を発表した。女性はクラスター(感染者集団)が起きた市内の有料老人ホームの入所者。男性は糖尿病の基礎疾患があり、救急搬送されて入院した3日に陽性と分かった。2人とも死因は新型コロナによる肺炎という。

 生徒1人の感染が確認されていた市立中学校で、新たに50代の男性教諭と女子生徒が陽性と判明。市は今後、集団検査を行う予定。21日は臨時休校とする。

 川崎市では、クラスターが発生した市北部の病院の入院患者とスタッフの5人の感染が判明。同病院の陽性者数は計11人となった。

 相模原市の50代女性は市立小学校の職員で、同居家族の濃厚接触者。横須賀市では市立小学校と市立中学校に通うきょうだい3人の感染が確認された。いずれも校内に濃厚接触者はいないという。

 県によると、平塚保健福祉事務所管内の私立幼稚園で、男児1人と20~70代の女性職員4人が感染。既に4人の陽性が確認されており、県は新たなクラスターと認定した。

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