群馬大学大学院医学系研究科 産科婦人科学講座 科学技術の進歩と人のぬくもりの両輪で

岩瀬 明 教授(いわせ・あきら)
1995年名古屋大学医学部卒業。米ウェイルコーネル医科大学、
名古屋大学医学部附属病院総合周産期母子医療センター生殖周産期部門病院教授などを経て、
2018年から現職。

生殖内分泌分野の基礎研究で実績を挙げてきた群馬大学大学院医学系研究科産科婦人科学講座。その伝統を継承しつつ新たな臨床研究にも着手する岩瀬明教授に、講座の現況、産婦人科診療の進歩の見通し、産婦人科医療の魅力などを聞いた。

―講座の概要を。

群馬大学医学部附属病院は、群馬県の地域周産期母子医療センターであり、妊娠・出産に関わる母体および胎児の総合的な診療を担っています。小児科新生児グループと協力して、低出生体重児の分娩が多いのが特徴です。代表的な母体合併症である前置胎盤については、県内症例のほぼすべてを引き受けています。

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