【新型コロナ】介護施設職員のPCR費用助成へ 大和市、1人4回分まで

大和市役所

 新型コロナウイルス感染者の急増を受け、神奈川県大和市は介護保険施設や高齢者施設で働く職員が行うPCR検査費を助成する方針を決めた。市議会第4回定例会最終日の21日に経費5400万円を盛り込んだ2020年度一般会計補正予算案を追加提出する。

 市内の介護保険施設で9、11月にクラスター(感染者集団)が発生。無症状の職員が重症化リスクのある施設利用の高齢者に感染を広げないよう、定期的に検査を受けることで早期発見につなげる狙いがある。

 助成するのは、民間機関が実施するPCR検査で、1人につき3千円を上限に4回分まで支給する。可決されれば市内328施設、職員約9千人を対象に、来年1月4日から事業者の申請を受け付ける予定という。

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