【ソッカー(男子)】古川、立石の2ゴールで今季を締めくくる勝利! 第22節 Vs駒大

2020/12/19(土)13:30ko @会場非公開

試合は前期同様前線にロングボールを供給し、好機をうかがう相手に苦戦する。8分にはPA内に侵入を許すピンチを迎えるも何とかしのぐ。ボールを足元に収められない慶大だが裏をつくパスとサイドからのクロスを中心に組み立てていく。10分には山本献(商1・國學院久我山)の仕掛けからクロスが入るが味方選手に合わず。

左サイドからクロスを上げる山本

19分には古川、22分には杉本崇太朗(政4・名古屋グランパスユース)が相手のクリアミスから絶好機を演出するものの枠内にシュートを打てない。積極的な相手の隙をつく形でペースをつかみ始めた慶大は31分、主将松岡瑠夢(総4・FC東京ユース) からボールを受けた古川が相手マークを外して左足を振り抜いてシュート。ゴールに吸い込まれ試合を優位に立つ先制点を決める。

杉本は積極的なプレーで相手ゴールを脅かした

その後は一進一退の攻防でピンチを迎える場面もあったが、最終ラインと守護神田原智司(環4・静岡学園)の踏ん張りで失点を許さず前半を折り返す。

相手選手を振り切り先制点を決めた

後半に入ると相手がより攻勢を強める。何度もロングボールを供給され押し込まれる時間が増えるものの、慶大も中を固めてシュートを打たせない。対する慶大も63分に前がかりになった相手に対してのカウンターから古川がシュートを放つなど貪欲に追加点を狙う。そして松本雄太(商3・國學院久我山)と立石が投入されると、迎えた77分、相手ロングボールからフリーで受けた中畝楓流(法4・桐蔭学園)が相手PA手前にボールを供給。それに反応した立石が前に出ていた相手GKの隙を逃さずゴールを決める。

追加点の起点となったボランチ中畝

学生トレーナーも務める男の最終戦でのゴールで試合を決定的なものにし、相手は前に出ざる得ない状況になる。しかし慶大も最終節を勝利で収めるという気迫の守備で最後まで失点を許さず試合終了。最終節を勝ちで締めくくった。

主将松岡の献身的なプレーが今節も光った

相手の攻勢をしのぎ、足を止めずに走り続けてペースをつかみ、迎えたチャンスを決めきるという今季を象徴する試合だった。1点目の古川にとっては当初の目標だったシーズン5得点を達成するゴール。2点目の立石は最終学年として学生最後の試合で、限られた時間で決めたゴール。両者のゴールはシーズンを締めくくる上で最高な展開だったに違いない。

目標としていた5ゴール目を挙げた

選手へねぎらいの言葉をかけた

後期に入ってからは調子を上げ、チームをプレーでけん引した

最終節でうれしい初ゴールを挙げた

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