巨人坂本は得点&塁打でも節目、ハム中田はHR&三振で…【20年の打撃達成記録】

巨人・坂本勇人(左)と日本ハム・中田翔【写真:Getty Images、荒川祐史】

中日大島、西武中村、ヤクルト坂口は1500安打をマーク

コロナ禍によって開幕が3か月遅れ、120試合に短縮された2020年のプロ野球。それでも選手たちの奮闘ぶりは変わらず、多くのマイルストーン(節目の記録)が達成された。打撃では、本塁打のほか盗塁や三振でも節目の記録が達成されている。各部門別に見ていこう。

○1000得点
坂本勇人(巨人)7月26日・ヤクルト戦(神宮)43人目

○2000安打
坂本勇人(巨人)11月8日・ヤクルト戦(東京ドーム)53人目

○1500安打
大島洋平(中日)8月18日・ヤクルト戦(神宮)127人目
中村剛也(西武)8月26日・日本ハム戦(メットライフ)128人目
坂口智隆(ヤクルト)10月19日・阪神戦(甲子園)129人目

史上2番目の若さで2000安打の金字塔を打ち立てた巨人の坂本は、7月に史上43人目となる通算1000得点も記録した。中日の大島ら3選手は1500安打を記録。いずれも30代後半に差し掛かっているが、来季以降の成績では2000安打も十分に狙える。

○350二塁打
坂本勇人(巨人)6月25日・広島戦(東京ドーム)44人目
栗山巧(西武)7月26日・ロッテ戦(メットライフ)45人目
鳥谷敬(ロッテ)10月25日・オリックス戦(京セラD大阪)46人目

○250本塁打
中田翔(日本ハム)9月10日・ロッテ戦(ZOZOマリン)64人目

○200本塁打
中島宏之(巨人)8月14日・中日戦(東京ドーム)107人目
浅村栄斗(楽天)9月4日・オリックス戦(楽天生命パーク)108人目
丸佳浩(巨人)10月29日・DeNA戦(横浜)109人目

日本ハムの西川は250盗塁、西武の金子は200盗塁を達成

○3000塁打
坂本勇人(巨人)8月4日・阪神戦(甲子園)60人目
松田宣浩(ソフトバンク)10月11日・ロッテ戦(PayPayドーム)61人目

名球会入りを果たした巨人の坂本は、350二塁打と3000塁打も記録した。今季初の本塁打王に輝いた楽天の浅村は、9月に通算200本塁打を記録。本塁打数でリーグ2位だった日本ハムの中田は通算250本塁打をマークした。

○250盗塁
西川遥輝(日本ハム)7月14日・ロッテ戦(札幌ドーム)46人目

○200盗塁
金子侑司(西武)9月22日・日本ハム戦(メットライフ)78人目

○300犠打
今宮健太(ソフトバンク)7月3日・日本ハム戦(札幌ドーム)7人目

○1000三振
中田翔(日本ハム)6月28日・楽天戦(楽天生命パーク)68人目
丸佳浩(巨人)7月4日・中日戦(東京ドーム)69人目
T-岡田(オリックス)7月23日・楽天戦(楽天生命パーク)70人目
浅村栄斗(楽天)10月1日・ソフトバンク戦(楽天生命パーク)71人目

ソフトバンクの周東が“世界記録”となる13試合連続盗塁に注目が集まった一方、日本ハムの“韋駄天”西川は250盗塁を記録。西武の金子も200盗塁の節目を越えた。ソフトバンクの今宮は、職人の証となる通算7人目の300犠打を達成。日本ハムの中田ら4人は、強打者の“代償”となる1000三振を記録した。

【表】今季も多くの偉業が達成 2020年、NPBの「凄&珍」打撃記録一覧

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(Full-Count編集部)

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