美郷シカ肉、多彩に調理 県内12店提供

 美郷町で捕獲したシカ肉を使った料理を楽しめるイベント「MISATO GIBIER WEEK(ミサトジビエウイーク)」が、県内各地の12店舗で開かれている。カレーやピザ、ステーキなど、各店で滋味に富んだ多彩なメニューが食べられる。27日まで。
 野生鳥獣肉(ジビエ)の消費拡大と捕獲数の増加を図ろうと、今年1~2月に続いて実施。美郷町の「OttO―OttO(オットーオットー)」「パン屋りょう」のほか、今回は対象店舗を県南にまで広げ、ランチや持ち帰りができる店も増やした。同町の情報発信を担う宮崎市の複合施設「若草HUTTE(ヒュッテ)」では、シカ肉のソーセージを挟んだ「美郷鹿ホットドッグ」を販売している。
 ジビエは町内の加工施設「美郷ジビエ工房」で加工し、各店に提供している。同町は野生鳥獣による食害が多く、猟師は欠かせない存在。町企画情報課は「ジビエの魅力と消費拡大は、猟師の応援にもつながる」としている。
 そのほかの参加店舗は次の通り。 
 バッケーロ(日向市)▽アッパーヤード、Japanese Restaurant(ジャパニーズ レストラン)りょう、シャトーレストラン ベル・エポック、肉バル食堂 みやざき晴マチ、アッカペッラ、ラクサ(以上、宮崎市)▽カリー専門店トプカ あいもこいもかふぇ(都城市)▽麺NEARO(ニアロ、日南市)

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