【新型コロナ】20日の神奈川、新たに239人感染 100歳以上の女性が死亡 各地でクラスター相次ぐ

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で20日、10歳未満~100歳以上の男女計239人の感染と1人の死亡が判明した。新規感染者のうち119人の感染経路が不明だった一方、各地の学校などでクラスター(感染者集団)が相次いで確認された。

 相模原市によると、亡くなったのは100歳以上の女性。クラスターが起きた市内の特別養護老人ホームの入居者で、2日に感染が判明していた。

 6件のクラスターが確認された横浜市では、生徒2人と教員が感染した市立中学校で新たに女子生徒2人の陽性が判明。市内ではこのほか、食品関係の工場や美容室、障害者通所施設、介護老人保健施設、有料老人ホームで職員や利用者らの感染者が増え、クラスターとなった。

 県や鎌倉市によると、市立玉縄小で児童11人の感染が新たに分かり、クラスターとなった。16日に児童の感染が確認され、18日に児童と職員計132人がPCR検査を受けた。21日以降、児童約400人のPCR検査を行う。

 川崎市内では、宮前区の市立宮崎中、野川中、有馬中の生徒計10人の感染が分かった。3校は濃厚接触者が判明するまで、21日から臨時休校する。

 既にクラスターが確認された厚木市の知的障害者施設「厚木精華園」の入所者と職員各2人が新たに陽性となり、同施設関連の感染者は24人となった。茅ケ崎市内の高齢者施設でも、利用者と職員ら計7人が陽性となり、同施設の感染者は計8人となった。

 また、県は16日に発表した感染者のうち、藤沢市としていた30代男性会社員の居住地が海老名市だったと訂正した。

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