県内医療「崩壊目の前」 クラスター、高齢者感染増

 新型コロナウイルス感染症の「第3波」の勢いは県内でも衰えず、感染者を受け入れる医療機関が逼迫(ひっぱく)している。相次ぐクラスター(感染者集団)発生で宮崎東諸県圏域では一時、病床稼働率が30%台に。より多くの対応人員が必要で重症化リスクの高い高齢者の割合も第2波より増えているためだ。関係者はこのまま増え続ければ、手術や救急など高度医療が提供できない恐れがあるとして「地域医療の崩壊は目の前まできている」と警鐘を鳴らす。

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