好打の二塁手・レメイヒュー 5年1億2500万ドルを希望か

ヤンキースのアーロン・ブーン監督とブライアン・キャッシュマンGMはともに今オフの最優先事項がDJ・レメイヒューとの再契約であることを明言しているが、ヤンキースとレメイヒューのあいだの希望額の開きは予想以上に大きいようだ。「NJ.com」のボブ・クラピッシュによると、レメイヒューは5年1億2500万ドル前後の契約を希望しているという。ヤンキースは4年を超える契約を与えたくないと考えており、両者の交渉が決裂する可能性が出てきた。

現在32歳のレメイヒューは2018年シーズン終了後にロッキーズからFAとなり、2019年1月に2年2400万ドルでヤンキースと契約。2019年は145試合に出場して打率.327、26本塁打、102打点、OPS.893、今季は50試合に出場して打率.364、10本塁打、27打点、OPS1.011をマークし、年俸をはるかに上回るレベルの大活躍を見せた。それを踏まえ、レメイヒューが大型契約を希望しているのは決して不思議なことではない。

しかし、新型コロナウイルスの影響で財政状況が苦しいチームが多いなか、レメイヒューの希望額を満たすオファーを提示するチームが現れる可能性は低いと見られている。32歳の選手に5年契約を与えようとするチームは現れないかもしれない。ヤンキースはそうした事情も計算に入れ、現時点ではレメイヒューの希望額に歩み寄る姿勢を見せていない。

とはいえ、仮にレメイヒューが4年契約で妥協したとしても、レメイヒューが希望する年平均2500万ドルの契約をヤンキースがオファーするかどうかは不透明だ。「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲールによると、ヤンキースのレメイヒューへのオファーは4年7500万ドル前後。これは年平均2000万ドルにも満たない金額である。相思相愛と見られているヤンキースとレメイヒューだが、両者のあいだにある希望額のギャップは予想以上に大きいようだ。

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