〈新型コロナ〉「医療崩壊が近い」 医療非常事態宣言で岡山県民に感染防止対策の徹底を呼び掛け

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて岡山県の伊原木知事は21日、医療非常事態宣言を出し、改めて県民に感染対策の徹底を訴えました。

松山正春 会長

(岡山県医師会/松山正春 会長)
「医療崩壊が近い。強制力のある自粛をお願いしたい」

岡山県医療非常事態宣言

伊原木知事は、新型コロナの病床使用率が50パーセントに迫っていることや救急の受け入れが困難になっていることなどを受け「岡山県医療非常事態宣言」を出しました。

岡山県では12月に入って約500人の新規陽性者が出ている他、12件のクラスターが発生しています。

21日、岡山県などは県内で新たに29人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表しています。

「感染しても入院できるとは限らない状況」

伊原木知事は「感染しても入院できるとは限らない状況」とした上で、県民にクリスマスや年末年始は静かに過ごすなど感染防止対策の徹底を呼び掛けました。

また、事業所・店舗に対して感染対策の見直しをお願いする考えを明らかにしました。

伊原木隆太 知事

(岡山県/伊原木隆太 知事)
「私にはうつらない。多分自分は大丈夫というのは全くの幻想であります。厳しい状態に追い込まれているということをきちんと自覚をしていただきたい」

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