ヤンキースが右腕・ウォーレンとマイナー契約 今年7月に解雇

「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、ヤンキースはアダム・ウォーレンとマイナー契約を結ぶことで合意に達したようだ。ウォーレンはパドレス時代の2019年9月にトミー・ジョン手術を受け、FAになったあと、2019年12月にヤンキースとマイナー契約。しかし、コロナ禍の異例の状況もあり、今年7月に解雇されていた。トミー・ジョン手術からは順調に回復しており、2021年シーズンは開幕ロースター入りを目指すことになる。

ウォーレンがヤンキースに「復帰」するのは今回が3度目だ。2009年ドラフト4巡目指名でヤンキースに入団したウォーレンは、2012年6月にメジャーデビューを果たし、2014年は自己最多の69試合に登板して23ホールド、防御率2.97の好成績をマーク。翌2015年は先発で17試合、リリーフで26試合に登板し、自己最多の131回1/3を投げて防御率3.29と安定したピッチングを見せた。

2015年12月にスターリン・カストロとのトレードでカブスへ放出されたが、2016年7月にアロルディス・チャップマンとのトレードでヤンキースへ1度目の復帰。その後、マリナーズとパドレスを経て、2019年12月にマイナー契約で2度目の復帰を果たし、今年7月に解雇されたあと、今回が3度目の復帰となる。

ジョー・ジラルディ政権のヤンキースでは先発から抑えまで何でもこなす便利屋として起用されたが、先発したのはカブス時代の2016年7月が最後。それ以降は全ての試合にリリーフで登板しており、トミー・ジョン手術明けであることを考えても、ブルペンの一角としての開幕ロースター入りを目指すことになりそうだ。

メジャー8年間の通算成績は、323試合(うち21先発)に登板して492回1/3を投げ、30勝24敗6セーブ、57ホールド、防御率3.53、428奪三振となっている。古巣・ヤンキースでの完全復活に期待したい。

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