宮崎市・西池小(山口昇校長、915人)の5年生は、同校に本年度配備されたタブレット端末を使い、校区内の危険箇所の調査を行った。共同で調査している宮崎公立大・辻利則教授(情報科学)の研究室が開発したアプリを活用。災害時に危険と思われる場所を撮影したり注意事項を記入したりして、防災マップを完成させた。
同校5年生は9年前から危険箇所調査をしているが端末の活用は初めて。アプリは撮影したすべての場所を地図に表示可能。地図上の目印をタップすると、写真やメモを確認できる。
調査は15日に実施し、同大学の研究室生10人も参加。2クラスの児童約80人は県総合文化公園に集合後、8班に分かれた。大学生の先導で2時間かけ、大学や和知川原街区公園などの周辺を歩いて調査した。
児童2、3人で1台の端末を持ち、側溝のふたの不備やぐらぐらした道路標識などを見つけると写真を撮り、メモを書き込んだ。
水害が起こりやすい小松川沿いなどでは、地域住民による注意事項の説明も。端末を使った田崎香帆さん(10)は「使い方が簡単で、すぐに危険な場所も分かるのでとても便利」と話していた。
同校5年生の残り2クラスも17日、同様の調査を行った。
西池小校区 危険箇所は? 児童調査し防災マップ
- Published
- 2020/12/21 19:00 (JST)
- Updated
- 2020/12/21 19:28 (JST)
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