衆院長崎4区 候補者は現職北村氏 自民県連幹事長「党本部と協議、判断」

 自民党衆院議員の北村誠吾氏(73)=長崎4区、7期目=の次期衆院選出馬を巡り、地元の党支部長から候補者の再考を求める上申書が提出されたことについて、党県連の外間雅広幹事長は21日、本紙の取材に対し候補者の公募はせず、北村氏を候補者として準備する方針を明らかにした。外間氏は「党本部と協議して決めた」としている。
 上申書を提出したのは西海、平戸、松浦各市の五つの党支部長。9月まで地方創生担当相を務めた北村氏がちぐはぐな国会答弁を繰り返したほか、退任時の「ほら吹いた」発言などを理由に、候補者の公募や再考を求めた。
 外間氏は今月11日、県連会長を務める北村氏と党本部を訪問。山口泰明選対委員長と上申書への対応について協議した。候補者は原則現職から選ぶことなどを理由に、次期衆院選の候補者は「北村氏を認定する」と伝えられたという。
 外間氏は21日までに、上申書を提出した各支部長らに協議の結果を報告。「全員に納得してもらえないかもしれないが、一定理解はしていただいたと思っている。上申書に対する結論は出た」と話している。

© 株式会社長崎新聞社