もっと京都を身近に!京都市が、京都の職人たちのこだわりや思いを伝える「京プレ」動画を公開

応援したい自治体に寄付をし、その寄付金が所得税・住民税の控除の対象となる「ふるさと納税」の制度が始まってはや10年以上。京都市が、その「ふるさと納税」を通して、京都の食文化や伝統産業等の魅力をより多くの方に知ってもらおうと、『京プレ』と題した、「ふるさと納税返礼品」を生み出す事業者からのメッセージ動画を6本制作し、公開している。

「京都を愛する者達が、自ら京都をプレゼンすること」というコンセプトを元に作られた この『京プレ』動画はすでに第一弾の「おせち料理」「日本酒」、第二弾の「和菓子」「螺鈿」が公開されており、好評を博している。内容はどれも「ふるさと納税返礼品」の魅力やこだわり、また、それらを作る職人たちの仕事にかける想いやプライベートの紹介などが収められたもので、「この動画を通じて“京都の人”の魅力に接することで、より京都を身近に感じてくれる人たちが増えれば」という京都市の願いが込められている。

12月17日には第三弾として、インドネシアでカカオ豆栽培から手掛ける、日本のクラフトチョコレートのパイオニアブランド「Dari K」の創業者 吉野慶一さんのメッセージ動画と、

ベルギーの伝統とアメリカのモダンさを掛け合わせたクラフトビールを製造する「京都醸造」のベンジャミン・ファルクさんのメッセージ動画も公開された。

海外のエッセンスを取り入れながら、新たな価値を生み出し、京都に新しい風をもたらしている2人。吉野さんは元金融アナリストの肩書きを持っていたが、カフェで見た世界地図をきっかけにカカオにどハマりし、産地でカカオづくりに関わるため大手証券会社を退職したという異色の経歴の持ち主。その後、京都でチョコレート専門店『Dari K』を創業し、今ではチョコ以外にもカカオの可能性を展開していることなどが本人の口から熱っぽく語られる。

クラフトビール醸造所「京都醸造」ベンジャミン・ファルクさんの動画も代表商品「一期一会」「黒潮の如く」「一意専心」などのこだわりの商品を紹介。イギリスから日本にやってきた来日のきっかけや、京都でビールづくりを始めたきっかけ、そのこだわりなどが語られる。2本とも約6分と、とても見やすい長さの動画にまとめられており、説明もわかりやすい。

京都市長の門川大作氏は「ふるさと納税」やこの「京プレ」動画公開にあたって、コメントを寄せ、「京都を『ふるさと納税』で応援したい!という気持ちを全国から募集しています。京都らしさを感じていただける『おせち』、『日本酒』、『和菓子』、『伝統産業製品』や、京都で人気の『チョコレート』、『クラフトビール』などをふるさと納税のお礼としてご用意しております。丹精込められた作り手の皆さんのプレゼンにも、熱が入っています!ぜひご覧のうえ、ご寄付いただきますようお願い申し上げます」と呼びかけている。

「京プレ」動画は京都市が運営する「KYOTO TV」(https://tv-city-kyoto.com/)の中ですべて公開されている。動画を見ていると、いつかふらりと京都を旅してみたい、そんな気にもさせられる。京都は世界でも有数の人気観光地の一つ。そんな京都の魅力が詰まった公開中の「京プレ」動画6本を見て、ぜひ、京都への「ふるさと納税」を検討してみてはどうだろう。

(了)

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