【新型コロナ】横浜で70代男性死亡、新たに168人の感染確認

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は22日、入院していた市内在住の70代男性が死亡したと発表した。また、10歳未満~90代の男女168人の感染を新たに確認した。1日の新規感染者数としては、最多の19日(178人)に次ぐ水準。70~80代の男性4人が中等症、158人が軽症または無症状、残る6人は不明。117人の感染経路が分かっていない。

 死亡した男性はクラスター(感染者集団)が発生した生麦病院(同市鶴見区)の患者。別の疾患で11月19日に入院し、28日に陽性が判明、市内の別の病院に転院していた。肺がんと認知症の基礎疾患があり、死因は新型コロナによる肺炎。

 クラスターが発生した市内の食品関係の工場では、新たに30~50代の女性従業員8人の感染を確認。施設での感染者数は計19人となった。従業員計約500人の検査が進められている。

 このほか市内のクラスター関連では、有料老人ホームで入所者と職員の3人、介護老人保健施設で入所者3人が陽性と分かり、感染者数はそれぞれ計27人、計9人となった。

 すでに児童1人が感染していた市立小学校では、同じクラスの女児の感染が判明。市は、同級生や担任教諭約40人を検査している。

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