NEC、ICTインフラ運用の自動化などでIT部門を支援するサービス「NEC ICT Management Service and Technology」を販売開始

ICTインフラの運用業務は、障害への対処など突発的な対応が求められることや運用プロセスが属人的になりやすいことなどから、効率化が進みにくく、企業によってはIT部門のリソースの大部分が既存インフラの運用に費やされているケースもある。日本電気株式会社(以下、NEC)は、企業のICTインフラ運用の負担を軽減し、IT部門の業務効率化を支援するサービス群「NEC ICT Management Service and Technology」の販売を開始した。同サービスは、NECがデータセンター上に用意するサービス提供基盤と顧客のオンプレミス環境に設置するエッジサーバを連携させることで、IT部門の業務効率化に役立つ様々なサービスを提供する。サービス提供基盤には、NECがハードウェア、OS、ミドルウェア、業務アプリケーションなどの運用を手掛ける中で培ったノウハウや知見を基に、標準的なシステム運用・対処プロセスを規定したテンプレートを用意している。これらのテンプレートに基づいて、以下4種類のサービスを提供する。

  • ICT機器監視通報サービス
  • サーバリソースサービス
  • Windows 10パッチ管理サービス
  • PC月額利用サービス

また、NEC ICT Management Service and Technologyで提供する各サービスには、顧客のオンプレミス環境に設置されている機器(音声/通信装置、ネットワーク機器、サーバ、PCなど)をNEC製・他社製問わず可視化し一元管理できる「ICT機器見える化機能」が付帯しており、サービス利用企業は標準で同機能を利用することが可能だ。これらのサービスにより、IT部門はより多くのリソースを新規システムの導入検討やDXの戦略立案等に振り向けられるようなる。NECは、IT部門のリソース不足に悩む企業を中心に新サービスを提供するとともに、サービスメニューを拡充していくことで今後3年間の累計で20億円の売り上げを目指すとしている。

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