まるで彫刻…パリ生まれの白い陶器『アスティエ・ド・ヴィラット』/30代からの名品vol.4

こんにちは、ASAMIです。
「良いものを長く大切に使い続ける」という私のライフスタイルテーマを元にお届けする連載コラム『30代からの名品』。

今回は私が愛してやまない、フランス生まれの陶器をご紹介します。

パリ生まれの白い陶器『アスティエ・ド・ヴィラット』

『アスティエ・ド・ヴィラット』は、ブノワ・アスティエ・ド・ヴィラットとイヴァン・ペリコーリが1996年に創業したブランドです。パリ郊外の土を使い、パリのアトリエで制作される陶器は、黒い土を土台に白い釉薬をかけた独特の風合いが魅力。
また、一つひとつ職人の手によって作られる陶器はまるで彫刻のようです。

こちらのフラワーベースはころんとした丸みのあるデザインが癒されるひと品。
完成された均一な美しさではなく、ハンドメイドならではの色ムラや凹みになんともいえない味わいがあり、眺めていると暖かい気持ちになります。

私は少ない種類のお花をばさっと無造作にさすスタイルが好きです。この日はピンクのバラとトルコキキョウを飾ってみました。

ドライグリーンをさしてナチュラルな雰囲気にするのもお洒落で可愛いですね。

繊細なカッティングや温もりのある浮き彫りも珍しいデザインです。

優しい存在感を放つお皿やカップ

数年前、引っ越しがきっかけで食器やフラワーベースを集めるようになり、『アスティエ・ド・ヴィラット』に出会いました。
ショッピングしている時に、セレクトショップの棚に飾られている美しい陶器に惹かれ、すべてがツボでどれにするか悩みに悩んでひとつに決めたのを覚えています。

こちらのお皿は最近購入したもの。少し高さのある器で、フルーツやお菓子をのせて使おうと思って選びました。
少しだけ傾いているところや、手作りの温もりが伝わる不揃い感が気に入っています。

ちなみに『アスティエ・ド・ヴィラット』の創設メンバーであり、ブノワ・アスティエ・ド・ヴィラットの妹であるマチルダ・キャロンも『キャロン』というブランドを立ち上げていて、こちらの器も気に入っています。

お部屋にインテリアとして置くだけでも、優しい存在感を放つ素敵な『アスティエ・ド・ヴィラット』の陶器。
何年経っても色褪せない、私のコレクションとして、これからも少しずつ集めていきたいです。

今回は、フランス発の味わい深い陶器をご紹介しました。

こちらのコラムは第2・4金曜日に更新します。
では、また次回の更新をお楽しみに!

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