ドキュメンタリー「CHINA」:中国文明のルーツを求めて

CHINAの第1話「春秋時代」。弟子たちに典礼を教える孔子

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【長沙(中国)2020年12月21日新華社=共同通信JBN】5000年の歴史の大河を浮き沈みする中、どんな力が中国の地で全ての民族集団を結び付け、1つのものになったのだろうか?われわれに提示されているのは、歴史が進む中で朝廷の移り変わりを経験した実態としての中国だが、その一方で抽象的で目に見えない「中国文化」は、そのどこにあるのだろう?その答えはドキュメンタリー「CHINA」で見つかるかもしれない。同ドキュメンタリーはトップレベルのチームによる5年の努力によって制作された。

Mango TVとHunan HVのヒット・ドキュメンタリーであるCHINA(シーズン1)は先秦王朝から唐王朝までの物語を年代順に紹介している。そこでは先秦王朝時代の有名な哲学者による早期の思想形成、6王国の統一と秦王朝の初期国家憲法の制定、違いを棚上げして合意を探る、包括的な特徴を持つ唐文化と民族集団の間の集束による関係の構築などが紹介されている。そして春秋時代の都市城壁と堀、秦王朝の宮殿、敦煌のフレスコ画と繁栄した唐王朝の屏風絵。このそれぞれの構図は、その時代の写真作品として称えることができる。素晴らしい音楽と実体験のように感じさせるモノローグを加えることで、5000年の中国文明が視聴者に明らかにされる。

このドキュメンタリーのチーフディレクターであるLi Dongkun氏とチーフコピーライターのDeng Jianyong氏は、大きな称賛を受けるドキュメンタリー「Hexi(Gansu)Corridor(河西(甘粛)回廊)」のキャストでもある。また、共同チーフディレクターのZhou Yan氏は「The Rise of the Great Powers」のエグゼクティブディレクターである。ビジュアルディレクター兼撮影ディレクターのLuo Pan氏は最高の映画撮影監督に贈られる「Golden Cup Prize」の受賞者で、米映画撮影監督協会(American Society of Cinematographers)に加入した3番目の中国人でもある。このドキュメンタリーのバックグラウンド音楽は日本人音楽家の梅林茂氏によるものだ。同氏は王家衛(Wang Jiawei)監督にもミュージシャンとして指名された。また、「In the Mood for Love」、「2046」、「House of Flying Daggers(ラヴァーズ)」、「王妃の紋章」、「Fearless」といった有名映画でも音楽を担当した。

ソース:Mango TV

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(写真説明:CHINAの第1話「春秋時代」。弟子たちに典礼を教える孔子)

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(写真説明:CHINAの第2話「黄金期」。唐王朝の宮廷音楽と舞踊)