バスケ ジュニアウインターカップ 1月4日から・東京 NAGASAKI男女出場 男子・ゲームの入りカギに 女子・堅守速攻で日本一へ

主将としてチームを引っ張る男子の江上=長崎市、長崎西高体育館

 バスケットボールの第1回全国U15選手権(ジュニアウインターカップ)は来年1月4~7日、東京・調布市の武蔵野の森総合スポーツプラザで行われる。例年、春に開催していた都道府県対抗ジュニア大会を改編。男女とも中学やクラブチームなど10~15歳の選手で編成した各都道府県代表47チームがトーナメントで競う。県勢はクラブチームのNAGASAKIが男女出場。男女とも1回戦でJamaneyユース(石川)と対戦する。

◎男子

 県内上位の高校生の胸を借りて、ワンランク上のスピード、パワーに慣れてきた。掲げた目標は優勝。梅﨑監督は「初戦が一つのカギ。ゲームへの入りが大事になる」と意気込む。
 小学時代から存在感を示してきた森田、外からのシュート力がある主将の江上ら、ガード陣が得点源。全体的な高さも他県に劣らず、188センチの長身センターのルーサー、フォワード今村綾、岩本らが、攻守両面で体を張って好機を演出する。
 11月下旬は九州各地の代表と試合を重ね、手応えと課題の両方を得た。ほとんどの選手が初めての全国大会で、指揮官が口にする「ゲームへの入り」に心身ともに万全な準備をして臨みたい。
 県内各地の選手が集まったチームながら、江上が「意識の高い選手がそろっている」と言う通りに、細かな連係面も向上中。森田は「緊張せず、長崎は強いと思われるプレーを見せる」と闘志を燃やす。

◎女子

 県内各地の好選手が、それぞれ自主トレや体力づくりに励みながら、週1回の合同練習に参加。機動力を生かした堅守速攻を磨いてきた。沖島監督は「勝負どころで誰かにボールを託すのでなく、コート上の5人全員で得点機をつくれる」と手応えをつかんでいる。
 主将のガード朝日と森園が攻撃の軸。オールラウンダーのセンター清水、鋭いドライブが持ち味のフォワード石田ら、どのポジションもこなせる選手がそろっており、相手に的を絞らせない。パスカットが得意なガード山本、リバウンドに強いセンター川口、フォワード梅木らも、激しい守備から速攻のチャンスをつかむ。
 昨年までの都道府県対抗ジュニア大会で、4年連続8強以上に進んでいる県勢。今大会の狙いはもちろん日本一だ。朝日は「長崎の代表の12人として、みんなで力を合わせて上を目指す」と自信を持って本番に臨む。

攻守で活躍が期待される女子のセンター清水=西彼時津町、時津中体育館

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