メッツがレメイヒューと接触 ニューヨーク2球団の争奪戦か

「MLBネットワーク」のジョン・ヘイマンによると、メッツはヤンキースからフリーエージェントとなったDJ・レメイヒューと接触したようだ。先月、ロビンソン・カノーが薬物規定違反で162試合の出場停止処分を受けたときからメッツがレメイヒューの獲得に動く可能性は取り沙汰されていたが、実際にレメイヒューと接触したという報道は今回が初めて。球界を代表する好打の二塁手をめぐってニューヨーク2球団による争奪戦が勃発するかもしれない。

ヤンキースはレメイヒューとの再契約を今オフの最優先事項に掲げているが、両者の希望額には大きな開きがあることが報じられている。地元紙「ニューヨーク・ポスト」のケン・ダビドフはレメイヒューがニューヨーク残留を希望していることを伝えており、おそらくヤンキースが第1希望でメッツは第2希望。ヤンキースとの交渉が進展しないようであれば、メッツが入り込む余地は十分にあるだろう。

レメイヒューにはヤンキースとメッツのほか、ブルージェイズ、ナショナルズ、ドジャースなど多くの球団が興味を示していると見られる。メッツはすでにトレバー・メイとジェームス・マッキャンを獲得しているが、新オーナーのスティーブ・コーエンの資金力を生かしてさらなる大型補強に動くことが確実視されており、レメイヒューのほか、ジョージ・スプリンガーやトレバー・バウアーといった大物選手が補強ターゲットに挙げられている。

メジャーリーグ公式サイトは「ヤンキースからレメイヒューを奪うことは、メッツにとってフィールド内のみならずフィールド外でも大きな勝利になるだろう。ニューヨークの2番手チームに甘んじてきたメッツだが、新オーナーのコーエンの下でニューヨークにおけるヤンキースの覇権に挑戦しようとしている」と述べている。ニューヨークの1番手チームの座をヤンキースから奪うための第一歩として、レメイヒュー獲得を実現させることになるのだろうか。

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