フィリーズのフロント人事を予言したTwitterユーザーがいた!

2012年から9年連続勝率5割以下&ポストシーズン逸となったフィリーズは今オフ、マット・クレンタックGMが辞任(事実上の解任)し、球団史上初の編成本部長としてデーブ・ドンブロウスキーを迎え、クレンタックの後任となるGMにはサム・フルドが就任。フロントオフィスに大きな変化が加えられた。しかし、フルドのGM就任から3ヶ月以上前の今年9月にこのフロント人事を「予言」していたTwitterユーザーがおり、大きな話題となっている。

日本時間2020年9月18日午前11時11分、Yoshke Zoidberg(@YoshkeZoidberg)はフィリーズのフロント人事について「クレンタックが去り、(アンディ・)マクフェイル(球団社長)がシニアアドバイザーのような役割に移り、サム・フルドが新たなGMに任命され、デーブ・ドンブロウスキーが社長の役割を得る」とツイートした。

クレンタックが辞任してチームを去った点、フルドが新たなGMに就任した点、ドンブロウスキーが編成本部長に就任した点、ツインズ時代にGMとして2度のワールドシリーズ制覇を経験したマクフェイルがチーム編成の決定権をドンブロウスキーに託した点、これらすべてがツイートの「予言」と合致しているのだ。

このTwitterユーザーはどのように数ヶ月後のフィリーズのフロント人事を知ったのだろう。何らかの形で内部情報を得たのだろうか。それとも水晶玉が教えてくれたのだろうか。メジャーリーグ公式サイトの取材によると、このユーザーは30年にわたってフィリーズを応援している大ファンであり、内部情報を得ていたわけではなく、2018年にクリス・ヤングを投手コーチ補佐に採用したチームの傾向などから予想したのだという(ヤングは2019年に投手コーチへ昇進したが、シーズン終了後に解任。今季からカブスのブルペンコーチを務めている)。

このTwitterユーザーは「ドンブロウスキーはボストンやデトロイトで成功していたし、フィラデルフィアも同じようなものだ。フルドは監督よりもフロントオフィスが向いているような気がしていた。だからこの2人を一緒に予想に入れたんだ。すると、幸運なことに予想が的中したというわけさ」と話している。なお、フィリーズの来季の成績については「地区4位、ポストシーズン進出なし、80勝」との予想。再び「予言」は的中するのだろうか。

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