皆様、こんにちは。藤井勘一郎です。いよいよ今週は年末のグランプリ・有馬記念が開催されます。舞台となる中山競馬場では3月20日のGⅢフラワーC(芝内1800メートル)をアブレイズに騎乗して重賞を勝たせてもらっています。ただ、有馬記念の舞台となる2500メートルは年間でもレース数が少ないトラック。私自身も騎乗経験はないのですが、先輩ジョッキーの中には〝めんどくさい〟と表現している方もおられるようですね(笑い)。
コーナリングの巧拙や直線の急な上り坂への対応力などはもちろんですが、運も勝ち負けの重要なファクターになるトラックだと思います。ジョッキー目線で言えば、シミュレーションしにくい非常に難易度の高いトラック。それだけにジョッキーの直感が重要となります。距離こそ違いますが、皐月賞でコントレイルをエスコートした福永祐一騎手の騎乗がまさにそんな感じでした。
残念ながら私は今年の騎乗はかないませんでしたが、一年の締めくくりのレースとして熱い戦いを期待したいですね。