松井大阪市長 公用車ホテル通い報道に反論「ジムで休んでいただけ」「社会通念上当てはまる」

松井・大阪市長

大阪市の松井一郎市長(56)が23日、大阪市役所で定例会見を開き、一部で報じられた公用車を使ってのホテル通いについて言及した。

松井氏は今年1月から11月、緊急事態宣言が出された4月を除き、時には公務の合間をぬって計64回、公用車で「スパが自慢」のホテルに通っていたことを報じられた。

松井氏はこの件について「市役所から往復、フィットネスクラブ(=ホテル)に行ったことはない」と主張。11月3日に歌舞伎俳優・市川海老蔵らが出席して行われた「日本の劇場文化 復活祈願祭」に出席し、その後の御堂筋イルミネーションの点灯セレモニーに参加するまでに時間があったことから「海老蔵さんのイベントが終わって、2時間程度どうしようかと。自宅へ帰ると時間的にすぐに出てこないといけない。その間、自らが所属するジムで休憩して迎えに来てもらった。休日の公務一回一回が切り替わってるわけで、家に帰ったらよかったん?ってだけのこと。何ら問題はあるでしょうかということです」と話した。

報道陣から、ほかの日にもホテルに行っていたことを指摘されると「公務の間の空き時間に、すぐそばの自らが所属しているところで過ごしている。それだけのこと。公務が続いていればできないわけですから」と反論。市の公用車使用ガイドラインにある「社会通念上認められる合理的な範囲で使用する場合にあてはまるのか?」と問われると、「社会通念上当てはまると思うけどね。次の公務までの休憩時間、喫茶店で休んでいるかジムで休んでいるかだけ」と応じた。

続けて「そのことだけに使ってたらダメだと思うよ。例えば家からジムに行くのに公用車呼んだり、そこに迎えに来てもらって自宅に帰るとか。我々は特別職なので9時5時の仕事をしているわけではない。合間の中で休憩時間をどう過ごしているかだけ。有馬温泉や白浜温泉に行っているわけではありません」と語気を強めた。

© 株式会社東京スポーツ新聞社