【バドミントン全日本総合選手権】連覇目指す奥原希望が女子シングルス1回戦をストレート勝ち

奥原希望

バドミントンの全日本総合選手権2日目(23日、東京・町田市総合体育館)、女子シングルス1回戦が行われ、2連覇を目指す世界ランク4位の奥原希望(25=太陽HD)がストレートで勝利した。

第1試合を21―15で先取し、第2ゲームでも洗練されたスマッシュ、軽やかなフットワークを披露。強弱を織り交ぜたラケットさばきで、落ち着いた試合運びだった。

試合後は「動きもリズムも悪くなかった。あまり価勝ちを見ずに1ラリー1ラリー、私らしいプレーができたかな」と手応えを語った。コロナ禍を乗り越え「動きのスピード、安定感が違うと思う。去年の総合の準決勝までのパフォーマンスはもやもやしていたので、今日は自分の納得いくプレーは出せたかな」と1年前との変化を実感した。

10月のデンマークOPでは優勝と再開直後のワールドツアーでも変わらぬ強さを見せた。この日の初戦でライバルの世界ランク3位・山口茜(23=再春館製薬所)が盤石の試合を見せたばかり。両者勝ち上がれば決勝で当たることになるが、奥原は連覇を果たし国内最強を改めて証明できるか。

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