2020年12月23日（水）東京オートサロン事務局は、2021年1月15〜17日に千葉県・幕張メッセで開催を予定していた「東京オートサロン2021」の中止を決定した。なお、オンライン会場となる「バーチャルオートサロン」（入場無料）は、予定どおり1月15日午前9時オープンにて開催する。
新型コロナウイルスの急激な感染拡大を受け開催を断念
東京オートサロン事務局は、関係者および来場者の安心安全を第一優先に、これまで入場制限や検温・ 消毒なども含め、出来うる限りの感染症対策を準備しつつ、今回で39回目となるイベント開催を実現させるべく努力してきた。
しかし、12月に入ってから新型コロナウイルスの急激な感染拡大の状況を受け、政府は「Go To事業」を一時停止、東京都や千葉県などからは年末年始の行動自粛が要請され、さらには日本医師会をはじめとする医療関係団体による「医療緊急事態宣言」が発出。
国民全体に厳しい感染防止策が求められる状況となったことを重く受け止め、事務局内並びに関係各所とも議論を重ね、幕張メッセでのリアル会場開催を中止することになった。
自動車メーカーの不参加も要因の一つか
開催まで1か月を切ったタイミングでの中止決定について、運営事務局では「東京オートサロン2021を楽しみにお待ちいただいていた皆さまには大変申し訳なく、心よりお詫び申し上げます。」としている。国内最大級の自動車イベントであるだけに、開催中止の発表は苦渋の決断だったことは想像に難くない。また、12月に入ってから、近年ではすっかりお馴染みとなった自動車メーカーが参加を見送ったことの影響も決して小さくないだろう。
バーチャルオートサロンは予定どおり開催
新たな取り組みの「バーチャルオートサロン」は、予定どおり1月15日（金）9時にオープンする。バーチャルオートサロンは、公式サイトの専用リンクからアクセスし、各社の展示を無料で楽しむことができる。
チケットの払い戻しについて
チケットの払い戻しについては、追って公式サイト「チケット」ページで告知予定となっている。
