子どもたちが動物のお医者さん 森きららで仕事体験会 佐世保

聴診器を使ってモルモットの心音を測る参加者=佐世保市、森きらら

 長崎県佐世保市船越町の九十九島動植物園(森きらら)で20日、獣医師の仕事体験会があり、白衣を身に着けた子どもたちが「患者役」の動物を模擬診察するなどして理解を深めた。
 毎年開催しており、この日は小中学生10人が参加。獣医師から「動物は自分で症状を言えない。体の状態などから判断してください」とアドバイスを受け、患者役のモルモットの診察に挑戦した。
 児童らは触診したり、聴診器を使って心音や心拍数などを測定したりした後、薬に見立てた液体を注射器でモルモットの口に投与した。市内の小学4年、植原悠太君(10)は「動物の診察がこんなに難しいとは思わなかった。もっといろいろと知ってみたいと思った」と感想を話した。

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