「BOOKSTAND.TV」で水道橋博士とマキタスポーツが師弟共演!

BS12 トゥエルビで放送中の「BOOKSTAND.TV」(金曜深夜2:30)は、12月25日、2021年1月1日の2週連続でマキタスポーツをゲストに迎え、特別編をおくる。

番組のレギュラー出演者である水道橋博士は、マキタが芸人になるきっかけを与えた存在。博士は「Twitterはマキタを宣伝するために始めた」とコメント。そんな2人の思い出を交えながら、マキタの著書「越境芸人 増補版」(東京ニュース通信社)をはじめとして、松岡正剛の「愛と傾向の対策」(工作舎)、ビートたけしの「ビートたけしのみんなゴミだった。」(飛鳥新社)など、さまざまな本を紹介していく。

12月25日の放送では、マキタの初期のネタの話に。この頃からすでに才能を認めていた博士は、マキタのネタをDVDに焼いて関係者に配っていたエピソードを披露。なかなか芸人として軌道に乗らないマキタにヤキモキしていた博士だが、芸人として出発した後、役者として映画「苦役列車」(12年)でブルーリボン新人賞を受賞し、一躍著名になったマキタ。「まさに『苦役列車』から降りた瞬間だった。当時、世間との接地面は役者としての自分だった」と語る。

また、マキタはミュージシャンとしての一面もある。芸人としてだけでなく、役者、ミュージシャンとして活躍するマキタを、博士は「一流芸能人として真ん中を歩いていけるだけの才能があるのに、素直に真っすぐ歩いて行かない」とコメント。レギュラー番組を自ら降りてしまったマキタのエピソードを話し、もどかしさを表す。それに対し、マキタは「その当時は、少し変な勘違いをしていた」と認めて反省しながらも、生放送番組を途中離席した博士の話を持ち出し、笑いを誘う。

1月1日の放送では、同局の「ザ・カセットテープ・ミュージック」(日曜午後9:00)でも独特の音楽分析をする、マキタの追求してきた音楽と笑いの融合について語られる。すると最近のお笑いの傾向の移り変わりについて、マキタから博士に質問が。マキタの予想に反して、お笑い第7世代にどっぷりハマっているという博士は、ニューヨークのYouTubeチャンネルの動画を「まるで宝塚(歌劇団)を見ているよう」と評する。マキタは博士の分析癖を指摘して苦笑い。しかし、「お笑い新時代の主役は霜降り明星だ」とそこは共通認識である様子。変わりつつあるお笑いの在り方に対し、自分はアップデートをしていかなくてはいけないと考えているマキタは、昔を振り返りながら、現在のお笑いに求められているものの違いを分析。和やかな雰囲気ながら熱い議論が繰り広げられる。

© 株式会社東京ニュース通信社