バルセロナ新会長候補が仰天公約「ナイキ」との契約解消し新ブランド設立 ネイマール獲得にも意欲

ネイマール

スペイン1部バルセロナの新会長候補、ジョルディ・ファレ氏が仰天公約をぶち上げた。地元紙「アス」によると、実業家でエンジニアのファレ氏は、チームとサプライヤー(ユニホームなど)契約を結ぶスポーツメーカー「ナイキ」と契約を解消し、新たなにバルセロナブランドを立ち上げるという。

ファレ氏は「投資はビジネスの収益により、行われる。クラブには資金調達の問題があり、私たちは借金を残すことはできない。以前の経営者が何を考えていたかはわかりません」とし「ビジネスの良い例はマスクです。400万個のバルセロナマスクを作りました。ナイキはまったく必要ありません。バルセロナブランドを作成する必要がある」と主張した。

バルセロナとナイキは10年契約で年間1億5500万ユーロ(約195億5000万円)。しかし、ユニホームなどを自社ブランド、自社製作に変えることで世界に展開されているユニホームやグッズの売り上げが直接、クラブの収入となり、契約額を上回る収入が見込めるという。その上で「新たな雇用を生み出せる」(ファレ氏)とし、クラブや地域の解決策になるというわけだ。

また、ファレ氏はかねてエースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)の残留を公約に掲げており、メッシの盟友でブラジル代表FWネイマール(28=パリ・サンジェルマン)の獲得に向けて「費用は負担できると確信している」と改めて意欲を語った。

バルセロナの会長選挙は来年1月24日に実施される予定で、ファレ氏のほかに元会長のジョアン・ラポルタ氏やビクトル・フォント氏らが立候補を表明している。

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