サンダンス映画祭グランプリ&観客賞W受賞作「ミナリ」公開決定 「君の名は。」ハリウッド実写版監督作

農業での成功を夢見てアメリカに移住してきた韓国人一家を描く映画「ミナリ」が、2021年3月19日(金)より劇場公開されることが決まった。

「ミナリ」は、韓国出身の移民の一家を描いた物語。農業で成功したいと夢見たジェイコブが、アメリカ南部・アーカンソー州に広大な土地を買う。だが現実は厳しく、引っ越したジェイコブ一家にはさまざまな困難と予想もしない事件が降りかかる。ジェイコブを演じるのは、「ウォーキング・デッド」などのスティーヴン・ユァン。監督は、ハリウッド実写版「君の名は。」の監督に抜擢されたリー・アイザック・チョンが務めている。

タイトルの「ミナリ」とは、水辺に育つ韓国の芹(セリ)のこと。独特の香りと歯ごたえに特徴があり、2度目の収穫のほうがおいしいとされている。成長した子供世代の幸せを願う親の気持ちが込められたタイトルとなっている。

サンダンス映画祭でグランプリと観客賞の二冠を獲得し、アカデミー賞の前哨戦の1つと言われているロサンジェルス映画批評家協会賞では、助演女優賞(ユン・ヨジョン)を受賞。ヴァラエティなどの有力誌からは、アカデミー賞の有力候補作に挙げられている。

ミナリ
2021年3月19日(金)TOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー
配給:ギャガ
Photo by Melissa Lukenbaugh, Courtesy of A24

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