【新型コロナ】横浜も過去最多を大幅更新 248人感染、3人死亡

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は24日、入院していた市内在住の90代女性が亡くなったと発表した。また、10歳未満~90代の男女248人の感染が新たに確認された。市内の1日当たりの新規感染者数としては今月19日の177人を大幅に上回り、過去最多。131人の感染経路が不明という。

 市によると、亡くなった女性はクラスター(感染者集団)が起きた特別養護老人ホームの入所者だった。心不全などの基礎疾患があり、11日に発症。20日に陽性と判明していた。

 市内では、新たに3件のクラスターが認定された。このうち、大学の運動部では10~30代の男子学生24人が感染。既に2人の感染が確認されており、陽性者数は計26人となった。

 4人の陽性者が出ていたデイサービス施設では、80~90代の利用者2人が新たに感染。幼稚園では他自治体発表分も含め職員、園児の6人の感染が分かり、陽性者数は計8人となった。

 その他のクラスター関連では、有料老人ホームで職員1人、美容室で従業員7人が新たに陽性と判明。感染者数はそれぞれ計15人、計13人となった。

 感染者248人の症状別内訳は中等症4人、調査中14人で、230人は軽症または無症状。感染経路が判明している117人のうち、41人は家庭内感染が疑われている。

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