長崎県本土「フェーズ3」に 県、医療機関に212床確保要請

 長崎県は24日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県本土4医療圏(長崎、佐世保県北、県央、県南)の感染段階を、4段階のうち上から2番目の「フェーズ3」に引き上げ、対象医療機関に病床拡充を要請した。県本土の確保病床は現在の153床から順次増やし、212床になる予定。
 県は県内8医療圏ごとにフェーズに応じた確保病床を定めている。長崎は急速な感染拡大を受けて既に「フェーズ3」の77床を上回る82床を確保していたが、さらに101床まで増やす。県央は規定の50床を上回る52床に拡充。佐世保県北は既に「フェーズ3」の39床を確保済みで、県南は20床を確保する。
 五島、上五島、壱岐、対馬の離島4医療圏は「フェーズ1」を維持し各4床。県全体の確保病床は228床になる。


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