コロナ検査の結果を誤通知 4人分の検体にずれ 沖縄臨床検査センター

 新型コロナウイルス感染症のPCR検査に関して県は24日、沖縄県那覇市の沖縄臨床検査センター(真栄田篤彦社長)が実施した検査で、誤った結果が当事者に報告されていたと発表した。陽性となった2人に陰性と伝え陰性だった2人に陽性と伝えた。那覇市保健所が同センターを指導したという。

 県や同センターによると、21日に実施したPCR検査で、検体をセットする際に1検体ずつずれが生じ、最終的に4人分の結果に誤りが生じたという。

 結果の報告を受けた医療機関が異変に気づき、センターに連絡した。22日に検査をやり直し、取り違えが分かったという。21日は新機種の使用開始日で操作が不慣れだったことや、ダブルチェックが抜けていたことなどを要因に挙げた。再発防止策として、操作に熟練するまで新機種の使用を中止することや、必ずダブルチェックすることなどを徹底するという。

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