長崎県五島市のグラウンドゴルフチーム「福江ナイスイン」(大坪徳典代表)が19日、メンバーが育てた大根を賞品にした「大根杯」を開催した。成績のいい人から順に、好みの大きさや形を選べるルール。寒風の中、大根を懸けた熱い戦いを繰り広げた。
ナイスインは2014年7月に設立。60~80代のメンバー約20人が、同市吉久木町のグラウンドで週に4日練習している。来年5月の県ねんりんピックには五島代表としてA、Bチームが出場する。
大根杯はチーム独自の大会として3年前から続き、賞品は前代表の角田洋己さん(70)が家庭菜園で育てている。今年も9月に種をまき、大会用に約50本を用意。角田さんは「台風9、10号の雨風にも耐えてくれた、ど根性大根」と笑う。10月には大坪代表が育てた米を賞品にした「大坪杯」も開催した。
メンバーは冷たい風が吹く中、3ラウンド計24ホールをはつらつと回った。大坪代表は「今年はコロナで試合ができない時期も続いたが、来年は全国大会を目指して頑張りたい」と意気込んだ。
大根争奪 負けられぬ戦い 五島のグラウンドゴルフチーム
- Published
- 2020/12/25 14:30 (JST)
- Updated
- 2020/12/25 23:39 (JST)
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