コロナ禍で拡大 アイデア続々「オンライン忘年会」

この時期の恒例行事といえば、1年の締めくくりとして行われる忘年会ですが、今年は大人数の会食を控えるため、なかなか開催が難しい状況です。一方でオンラインを活用した忘年会が登場し、人気となっています。

東京都の小池知事が臨時会見で「忘年会、新年会は避ける」と呼び掛けるなど、今年は忘年会の開催自粛が呼び掛けられています。あるアンケート調査では87%の企業が「忘年会を開催しない」と答えています。しかし今、この状況でも人気が急上昇している忘年会のサービスがあるということです。

それは「オンライン忘年会」のサポートサービスです。このサポートを受け、今年初めて「オンライン忘年会」を開催するという会社を取材しました。社内の1室には数人の社員が集まり、他にはモニター内に総勢100人ほどの社員の姿がありました。参加者は自宅や出張先などいろいろな場所からパソコンを通じて忘年会に参加するというものです。プレゼントが当たるくじ引き大会もオンラインで行われ、忘年会は大いに盛り上がりました。

さらに「オンライン忘年会」には別のサービスも行われています。オンライン忘年会の参加者全員に同じ食事と飲み物が配られる「フード配送サービス」です。みんなで同じ料理を食べることができることから会話も弾みます。全国どこにでも配送が可能だということで、サービスを提供する会社では今後「オンライン新年会」プランなど、さらなる展開も見据えています。

冬の風物詩がコロナ禍で変化する今、オンラインを使ったサービスはさらに広がりを見せそうです。

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