こんにちは、NO YOUTH NO JAPANです！私たちは若い世代から参加型デモクラシーを根付かせるために、政治や社会について分かりやすく発信しています。
「大阪都構想」の可否を問う住民投票がありました！
NO YOUTH NO JAPANでは、「CHOICE OF OSAKA（チョイス・オブ・オオサカ）」と題し、11月1日に投開票が行われる、いわゆる「大阪都構想」の可否を問う住民投票で10代と20代の投票率を上げるために様々なアクションを起こしてきました。今回の記事では、普段の「選挙」とは異なる、「住民投票」という意思決定の方法に対して、わたしたちが若者目線でどのように活動を行ってきたかについてご紹介します。
「住民投票の教科書」Instagramのストーリーで大阪都構想や住民投票に関してわかりやすく発信
NO YOUTH NO JAPANのInstagram（こちら）で「住民投票の教科書」と題したストーリーズ（インフォグラフィック画像）を作成し、大阪に住んでいるフォロワー以外にも住民投票があることを周知しました。都構想が進められてきた経緯やU30が注目したい主な争点、住民投票の仕方や結果がどう影響するのかなどの内容を、幅広い観点から発信を続けています。フォロワーからの質問にも答えるコーナーを設け、「自分で決めて、投票する」ことの一助になれるよう心がけました。
特設ホームページで都構想をポップに発信
「住民投票の教科書」をより多くの人に知ってもらいたいとの思いから、特設HP（こちら）を作成し、そこからもInstagramで使用したストーリーズを見ることができるようにしました。ストーリーズをより大きな画面で見られることに加えて、今回協力してプロジェクトを行なっているNPO法人Mielkaの都構想に関する解説記事(NPO法人 Mielka｜note)もHPに掲載し、より理解が深められる作りになっています。
大学生協ともコラボ！「そう、政治カレー」
Mielkaとコラボして行った施策のもう一つが大学生協さんとコラボしたカレーの展開です。「そう、政治カレー」には「カレーのように熱く政治についても話してほしい」「ごはんを食べるくらい当たり前に政治の話もしてほしい」という思いを込めました。大阪大学生協（豊中キャンパス）、立命館大学生協（大阪茨木キャンパス）にて26日から31日までの1週間発売されました。
独自のパンフレットを作成し、街中でも発信
「住民投票の教科書」をネットやSNSだけでなく、オフラインでも発信したい！との想いから、1000部のパンフレットも作成しました。「そう、政治カレー」を販売している大学食堂だけでなく、大阪市内のブックカフェや市内のアウトドアブランド・パタゴニアの店舗にも設置していただきました。
メディア掲載も多数
今回は、大阪市外に住んでいて住民投票自体の投票権はない学生が主体となって活動しましたが、若者の視点で投票啓発を行っているということにフォーカスしていただき、読売新聞、朝日新聞、毎日新聞、BuzzFeedJapanの各社に取り組みの様子を取材していただきました。
「わからない。」は投票しない理由じゃない。
前回2015年の住民投票では全体の投票率が66％だったにも関わらず、20代の投票率は43％と全世代の中でも最低でした。「これからの大阪を決めることだからこそ、若者の声もしっかり届けたい。」そんな思いで大阪市に住む若者一人ひとりが自分のわかる範囲で都構想について理解し、自分の意思で投票できるサポートを行ってきました。プロジェクトリーダーを務めた高槻祐圭は、今回のプロジェクトを通して投票の大切さを知ってほしかったと述べます。
「賛成も反対も、大阪のまちや人を想った投票であることには変わりありません。住民投票では、わたしたちの投票結果がそのまま政策に反映されます。だからこそ、1人ひとりが自分なりに考えたり、わからないなら『わからない』と伝えたり、悩みながらも選んで投票することが、投票後の社会を良くしていくことに繋がるのではないかなと思っています」
今回の選挙に限らず、今後の選挙でも、周りに流されず自分の意思で投票できるU30をひとりでも増やしていくことが、わたしたちの目標です。
NO YOUTH NO JAPANでは、これからも様々な入り口から政治と若者をつなげていく活動をしていきます。
NO YOUTH NO JAPAN
連絡先
E-mail: noyouth.nojapan(a)gmail.com ((a)を@に)
Instagram: noyouth_nojapan
Twitter: noyouth_nojapan
（文＝宮坂奈津）
