【カウントダウン東京大賞典:聞かせて!核心】〝ダート版有馬記念〟第66回東京大賞典(29日=大井2000メートル)でオメガパフューム(牡5・安田翔)が3連覇に挑む。近2戦は当地の帝王賞、JBCクラシックで連続2着。そのうっぷん晴らしとなるか!? 管理する安田翔伍調教師(38)に手応えを聞いた。
――まずはJBCクラシックを振り返って
安田翔:(相手関係も踏まえて)いつも以上に位置を取りに行ったうえで2着と結果を出してくれました。競馬の幅が広がる内容だったと思います。近走は気負いもなくなって、スムーズに位置を取れるようになっていますね。
――中間の調整は
安田翔:チャンピオンズCも考えたけど、レースでの消耗もあったので牧場でケアに努め、ここに備えました。帰厩は今月3日。レースへ向けてペースアップできる形で帰ってきてくれて、この中間は順調に乗り込めています。
――以前より安定感が出た要因は
安田翔:昨年の後半くらいからかな。放牧先から馬体を大きく増やして帰ってきてくれるようになった。それに伴い、調教で思うように負荷をかけられるようになってきましたね。そこから馬が良くなってきた。
――特に大井では6戦3勝、2着3回と安定
安田翔:このレースも3連覇がかかっていることもあって、大井は相性がいいように言われていますけど、コースというよりも2000メートルの距離が合っているんだと思う。タフな舞台のほうがこの馬の持ち味を生かせるのは間違いないんですけどね。
――最後に抱負を
安田翔:今年はJBCクラシックの後にチャンピオンズCを挟まなかったことで調整自体はスムーズにできた。レースにいけば、しっかりと自分の脚を使ってくれる馬。もちろん、楽しみにしています。