突きつけられる銃、おびえる表情 IS(イスラム国)の人質生活の緊張と絶望 「ある人質」場面写真公開

IS(イスラム国)の人質となったデンマーク人写真家ダニエル・リューの実話を映画化した「ある人質 生還までの398日」の、場面写真が公開となった。

公開となった場面写真は、戦場の日常を撮影して世界に伝えるために内戦中のシリアに渡った24歳のダニエルがカメラを手に撮影する姿のほか、ISの人質となったダニエルのおびえる表情、アメリカ人ジャーナリストのジェームズ・フォーリーが覆面をした男に銃を突きつけられる緊迫した場面などが映し出され、地獄のような人質生活の緊張と絶望が描き出されている。

「ある人質 生還までの398日」は、2013年から2014年にかけてISの人質となったダニエル・リューが、拷問や飢えに苦しみ、恐怖と不安にさいなまれる地獄の日々を耐え抜いた姿を描いた作品。ダニエルを救出するために奔走する家族の姿も描かれている。原作はジャーナリストのプク・ダムスゴーが書き上げた「ISの人質 13カ月の拘束、そして生還」。監督は「ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女」のニールス・アルデン・オプレヴと、共同監督として本作にも出演しているアナス・W・ベアテルセンが担当している。デンマーク・アカデミー賞(ロバート賞)では、ダニエルを演じたエスベン・スメドが主演男優賞を受賞したほか、助演女優賞、観客賞、脚色賞を受賞した。

ある人質 生還までの398日
2021年2月19日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、角川シネマ有楽町にて公開
配給:ハピネット 配給協力:ギグリーボックス
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