韓国人遊撃手キム・ハソン 5年以上の長期契約ゲットか

「ESPN」のダニエル・キムが関係者から得た情報として日本時間12月25日に伝えたところによると、韓国プロ野球のキウム・ヒーローズからポスティング制度を利用してメジャーリーグ移籍を目指している金河成(キム・ハソン)に対して複数のチームから5年以上の長期契約のオファーが届いているようだ。メジャーリーグ球団との交渉期限は日本時間1月2日午前7時。韓国球界を代表するスター遊撃手を手に入れるのはいったいどのチームだろうか。

キム・ハソンは現在25歳。2014年オフにパイレーツへ移籍した姜正浩(カン・ジョンホ)に代わって2015年から正遊撃手に定着し、この年は19歳ながら打率.290、19本塁打、73打点、22盗塁、OPS.851の好成績をマーク。翌2016年には「20-20(20本塁打&20盗塁)」を達成し、2017年の第4回ワールド・ベースボール・クラシックでは韓国代表の一員に選出された。

その後も韓国球界を代表するスター遊撃手として活躍を続け、2017年は自己最多の114打点、2019年は自己ベストの打率.307と33盗塁、そして今季はキャリアハイの30本塁打とOPS.921を記録。日本プロ野球のベストナインにあたるゴールデングラブ賞には遊撃手部門で2018年から3年連続で選出されており、2019年のプレミア12では大会ベストナイン(遊撃手部門)にも選出されている。

そんなキム・ハソンに対してブルージェイズやレンジャーズが関心を示していることがすでに報じられているが、どのチームが5年以上の長期契約をオファーしているかは明らかになっていない。大手移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は11月上旬の時点でキム・ハソンをフリーエージェント選手ランキングの7位とし、5年4000万ドル(+譲渡金762万5000ドル)でレンジャーズと契約するとの予想を出していた。

フリーエージェント市場にはディディ・グレゴリアス、マーカス・セミエン、アンドレルトン・シモンズといった実績十分の遊撃手もいるが、最長期間の契約を得るのはキム・ハソンということになりそうだ。

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