故マイケル・ジャクソンさんがかつて所有した自宅兼遊園地「ネバーランド」を知人の富豪が2200万ドル(約22億8000万円)で購入したと米FOXビジネスが25日報じた。
ネバーランドは米国・カリフォルニア州サンタバーバラ郡にある11平方キロの広大な敷地で、マイケルが1988年に不動産開発業者から1950万ドル(約20億円)買い取り、ピーターパンに登場する架空の島「ネバーランド」にちなみ命名した。
敷地内には大豪邸など22の建物や遊戯施設のほか、一時はゾウやキリンも飼育する本格的な動物園があった。また、3本の鉄道を敷設し、蒸気機関車などを走らせた。
だが、マイケルの児童虐待疑惑の舞台がネバーランドだったことから、2003年に当局による捜索を受けると、マイケルは05年に同地を去り、翌年にネバーランドは閉鎖された。
07年にはマイケルの財政状況の悪化から差し押さえ物件となった。08年のマイケルの死後、不動産投資会社が管理していた。
米経済紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、同物件は2015年に1億ドル(約103億円)で売りに出されたが買い手がつかず、幾度かの値下げの末、昨年3100万ドル(約32億円)で買い手を募集していた。
FOXによると、同物件を購入したのは米投資会社ユカイパ・カンパニーの共同創始者ロン・バークル氏で、マイケルとはビジネスで関係があった人物だという。