新潟県、赤十字血液センター、ミュージシャン「ひなた」、県内の高校生らが献血の協力を呼びかけ

左から福祉保健部医務薬事課長・阿部氏、新潟県赤十字センター所長・布施氏、「ひなた」のたかのり氏、ぴろん氏

新潟県は25日、赤十字血液センターと地域活性化ミュージシャン「ひなた」と県内の高校生らと共に献血への協力を呼びかけた。この呼びかけには、福祉保険部医務薬事課長・阿部氏、新潟県赤十字センター所長・布施氏、地域活性化ミュージシャン「ひなた」のたかのり氏、ぴろん氏が参加した。

県内では少子化等の影響により若年層の献血者が減少し、近年、大きな課題となっている。また、新型コロナウイルス感染拡大に伴う休校や遠隔授業により、大学や専門学校等での団体献血が大幅に減少し、16~24歳の献血者数は昨年同時期(4月~11月)に比べ約23.2%減少しているという。

そこで、「はたちの献血」キャンペーンの一環として「ひなた」と県内の高校生達からのメッセージ動画を県HP、県公式YouTubeチャンネルおよびTwitterを本日より公開した。

これを受け布施氏は、「医療に必要な血液を安定的に確保するためには高校生をはじめとする若年層の協力が不可欠。献血会場では徹底した感染防止対策を行い、安全な会場づくりに取り組んでいるので、ぜひとも献血のご協力をお願いしたい」と呼びかけた。

「献血って、愛なんだ!」

「ひなた」のたかのり氏は、「コロナ禍の中で大変な状況だというのは献血も一緒だと思っている。地域活性化ミュージシャンとして、これからも力になれることは精一杯していきたい」と話した。

また、記者の質問に対して「ひなた」のぴろん氏は、「誰かが動けば誰かの命が救われる。自分の健康状態も知れるうえにお菓子などの景品が貰える点も魅力だと思う」と話した。

県内の高校生も動画で協力を呼びかける

県内の高校生は動画で「あなたの献血が未来をつくる。コロナ禍の中、献血に協力してくださる方が減って困っている人がたくさんいるので、これを機に献血について多くの人に認知されてほしい。“献血って、愛なんだ!”」と訴えかけた。

現在、固定で献血ができる場所は新潟市の献血ルームばんだい ゆとりろ、長岡市の献血ルーム千秋の二か所のみだが、12月26日から1月29日まで献血バスで全県を回る。会場場所・日時の一覧表はこちら

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