立ち技格闘技イベント「Ｋ―１」の年間最大イベント「Ｋ’ＦＥＳＴＡ．４」（１月２４日、東京・国立代々木競技場第一体育館）で、レオナ・ペタス（２８）を迎えＶ２戦を戦うスーパーフェザー級王者の武尊（２９）が２５日、都内で公開練習を行った。
当初、このタイトル戦は１１月３日の福岡大会で予定されていたが、武尊が左拳を負傷し延期。年界最大興行となる今大会にスライドとなったが、拳の状況について「今１００％かと言ったらそうではないし、ずっと左を使っていなくて筋力が落ちていている部分もあるから戻しているところです。試合までには１２０（％）ぐらいに持っていけると思います」と自信を見せた。
練習ではボクシングトレーナーの藤原俊志氏（４６）を相手にミット打ちを行い鋭いパンチを連発。２００６年にエディ・タウンゼント賞を受賞した名伯楽に「２、３か月前から（練習を）見てもらっている」とさらなる進化を求め指導を受けていると明かした。特に成長したポイントを問われ「ポジショニングですね。今まで僕は自分が強く打てるオフェンスの距離でしか戦っていなかったけど、違うポジションから打っていくコンビネーションやパンチの打ち方の選択肢が増えました」と力説した。
負傷を乗り越え、新境地に到達したＫ―１のカリスマは、再び最強を証明する戦いを見せられるか。
