樋口新葉はSP61・53点 トリプルアクセル転倒で流れつかめず フィギュア全日本

ミスが連鎖してしまった樋口新葉(代表撮影)

フィギュアスケートの全日本選手権は25日、長野・ビッグハットで開幕。女子ショートプログラム(SP)が行われ、昨年2位の樋口新葉(19=明大)は61・53点だった。

濃紺の衣装で「Bird set free」を演じた樋口。11月のNHK杯で着氷させ、成功を目指した冒頭のトリプルアクセル(3回転半)で転倒。「本当に悔しい。少し調子が悪いなと感じていた。本番では決めたいと思ったが、そんなにうまくいかなかった」と悔しさをにじませた。

続く連続ジャンプでもミスが出た。「最初のミスをしても次のジャンプでミスしないという練習をしてきたのに、きっちり跳べなかったのは良くなかった。自分ではひどい転び方をした印象があるので、切り替えがうまくできなかったのかなと思います」と反省。27日のフリーへ「もう開き直った感じで楽しく滑れたらいいと思います」と気合を入れた。

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