坂本花織が2位発進 最後のジャンプで悔しいミス「情けない」 フィギュア全日本

2位発進の坂本花織(代表撮影)

フィギュアスケートの全日本選手権は25日、長野・ビッグハットで開幕。女子ショートプログラム(SP)が行われ、2年ぶりの優勝を目指す坂本花織(20=シスメックス)は71・86点で2位発進した。

「ノーミスでパーフェクトな演技をしたい」と意気込んだSP。序盤から丁寧に滑り、ジャンプやスピンで加点を積み上げたが、最後の3回転フリップ―3回転トーループの2つ目が2回転に。

「ジャンプの入りのカーブが甘かった。これだけ練習したのに本番でできないのは情けない。悔しいのひと言です」といつもの笑顔はなかった。

全日本では初めての最終グループ。紀平梨花(18=トヨタ自動車)ら前の組の結果を見ず「自分の演技に集中した。楽しもうとした」という。しかし「今日にかけてまでの緊張感がいつも以上だったので、本番は大丈夫かなという不安はあった。練習から、勝手に涙が出てくるくらい緊張してしまって」と明かした。

ミスはあったが70点台はマークした。「点数は思ったより出たので、後はフリーをどうやってやるか。このミスを引きずらずに滑りたい」と気を引き締めた。

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