三原舞依 会心演技で3位発進 フリーでは「みなさんを森の世界に」フィギュア全日本

SPで69・55点をマークした三原舞依

フィギュアスケートの全日本選手権は25日、長野・ビッグハットで開幕。女子ショートプログラム(SP)が行われ、2017年四大陸選手権覇者で2年ぶりに出場した三原舞依(21=シスメックス)が、好演技を見せ69・55点で3位につけた。

演技を終えると、力強いガッツポーズが飛び出した。「イッツ・マジック」の優雅な曲に合わせ、しっとりと演技した三原。冒頭の3回転ルッツ―3回転トーループを含むすべてのジャンプを成功させた。

体調不良で休養した昨年、テレビで観戦していた舞台に再び立った。「6分間練習に入る前までは緊張していたのに、氷に乗ってからは緊張がぱーっと飛んでいっちゃった。始まる前から泣きそうだったが、最後まで楽しく練習してきたことを出せたかなと思う」と笑顔を見せた。

フリーでは「フェアリー・オブ・ザ・フォレスト」を演じる。「先生から『まだ半分しか終わっていない』と言われ、その通りだと思う。フリーはフェアリー(妖精)になりきって、みなさんを森の世界に連れていける演技をしたい」と意気込んだ。

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