「ビルとテッドの時空旅行」みうらじゅん賞受賞 キアヌ・リーブス「日本で認められたことは大きな意味を持つ」

イラストレーターのみうらじゅんが独断で選ぶ「第23回みうらじゅん賞」が25日に発表され、映画「ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!」が選ばれた。そして、受賞にした「ビルとテッドの時空旅行」に主演するキアヌ・リーブスとアレックス・ウィンターの喜びの映像が公開された。

「みうらじゅん賞」は、主催・選考・贈呈のすべてをみうらじゅんが務める賞。過去には、サミュエル・L・ジャクソン、ジョージ・ルーカス、リーアム・ニーソン、映画「マッドマックス 怒りのデス・ロード」、映画「俺たちフィギュアスケーター」、映画「スターシップ・トゥルーパーズ」などが受賞している。

みうらじゅんは、「ビルとテッドの二人のロックバカが世界まで変えようとしているところにグッときて、その当時、”バカ映画”って言葉を考えたんです。根底にロックが流れているのが”バカ映画”なんですよ」と1作目について説明。その上で29年ぶりの3作目となる「ビルとテッドの時空旅行」について、「キアヌ・リーブスさんもアレックス・ウィンターさんも考えていることはずっと同じなんですよね。そこが“キープ・オン・ロッケンロール”のすごいところで、”行うのは易いけどキープするのが難しい”わけで。この歳になって三作目を撮ろうという気概がすごいなと思って」と受賞の理由を明かしている。さらに、「ビルとテッドのお二人に僕のバカ人生は本当に救われました」と感謝を述べている。

キアヌ・リーブスとアレックス・ウィンターの映像では、受賞を聞いた2人が喜びを爆発。アレックス・ウィンターは「日本に行って賞を受け取りたい!行けなくて悔しいよ!」と残念がり、キアヌ・リーブスは「日本人は芸術文化に対するアプローチがユニークで、すべての文化を大切にしてることを知っている。だから、日本で認められたことは、僕たちにとって特に大きな意味を持つよ」と日本好きならではのコメントを寄せた。

「ビルとテッド」シリーズは、ロックスターにあこがれる高校生コンビの「ビルとテッド」が、世界を救うため時空を超えて冒険を繰り広げるコメディ。29年ぶりの新作となるシリーズ3作目の本作では、ミュージシャンになっても変わらずに少年の心を持ち続ける2人が、「世界を救う音楽」を完成させて世界を消滅の危機から救うため、77分のタイムリミット以内に歴史上最高のバンドを結成しようと時空を駆け回る。

ビルとテッドの時空旅行 音楽で世界を救え!
公開中
配給:ファントム・フィルム
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