【新型コロナ】鎌倉の混雑情報 AIカメラで分析・ウェブ発信 年末年始の感染リスク低減へ

特設サイトでは、市内4カ所で、5分ごとに混雑度を発信する(市提供)

 年末年始の外出、初詣は混雑を避けて─。新型コロナウイルス感染拡大が続く中、神奈川県鎌倉市は、AIカメラで分析した人気スポットなど4カ所の混雑状況を26日から来年1月11日までインターネットで発信する。

 1月は古都が最も多くの人でにぎわい、例年450万人もの観光客が訪れる。企業や鶴岡八幡宮の協力で実証実験を行い、感染リスク低減につなげる。

 年末年始に混雑する(1)同八幡宮境内(2)同八幡宮前交差点(3)鎌倉駅入り口交差点(4)長谷観音前交差点─の4カ所にカメラを設置。映り込む人の多さから、ビッグデータ活用などに取り組む企業のニューラルポケット(東京都)が混雑度を分析。「感染予防に努めて来訪を」とする「低」から、「来訪は控えて」とする「密」まで4段階で5分ごとに現状を伝え、混雑を避けた外出の判断材料とする。

 市は2022年放送のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」効果で今後、観光客が増えると見込み「先進技術を活用した混雑状況の発信を続けたい」とする。

 詳細は26日昼から稼働する特設サイト「初詣は混雑を避けて!鎌倉市内AI分析」で。

© 株式会社神奈川新聞社