広島・九里が内藤哲也から刺激 来季も〝制御不能〟に投げまくる!

広島・九里は来季も〝制御不能〟だ

広島・九里亜蓮投手(29)が〝制御不能男〟から刺激を受けている。今季は8勝6敗、防御率2・96の数字を残し、飛躍のシーズンを送った右腕が熱視線を送るのは、新日本プロレス所属で「プロレス界一の鯉党」である内藤哲也(38)だ。

内藤の入場曲である「STARDUST」を九里がマウンドに上がる際の登場曲に採用するなどかねて昵懇の仲。その内藤がプロレス大賞で3度目のMVPを獲得したとあって、さぞ喜んでいるかと思いきや「内藤さんにとってそこは当たり前だと思っている。当然(MVPに)値する選手でしょう」とあえて祝福の言葉を贈ることはしていないという。

ただ、コロナ禍に揺れた今年一年間の戦いぶりには感嘆しきりで「本当にすごいですね。内藤さんは内藤さんらしくやってもらって、自分も自分らしくやっていければいい」と力を込める。

目下、右腕が注目するのは1月4、5日に行われる東京ドームでの変則王座戦2連戦だ。初日の1・4大会でG1クライマックス覇者・飯伏幸太(38)とのV2戦に臨み、勝てば翌日の1・5大会でジェイ・ホワイト(28)とのV3戦に臨むという超過酷な戦い。

異例の大一番を前に内藤にはLINEで〝猛ゲキ〟を送るそうで「内藤さんのプロレスを貫いてほしい。期待して見ます」とエール。そして、自身も制御不能男に負けじと「(今年の成績に)満足はしていない。170イニングは投げたい」と8年目の来季に向けて意気込んでいた。

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