久保建英はビリャレアル残留希望? 「自力で先発を勝ち取るつもり」と地元紙報道

久保建英

今冬の移籍問題が浮上しているスペイン1部ビリャレアルの日本代表MF久保建英(19)は、残留を希望しているようだ。スペイン紙「アス」が報じた。

スペイン1部レアル・マドリードが保有権を持つ〝日本の至宝〟を巡っては、今夏に起こった約30クラブの争奪戦の末、ビリャレアル入り。ウナイ・エメリ監督(49)も直接口説くほどの熱の入れようだった。

しかし今季開幕からリーグ戦では、スタメンはわずか2試合で直近の2試合は出場機会なし。ヨーロッパリーグは1次リーグ5試合に先発し、1ゴール3アシスト記録したが、ここまで得意の右サイドでほとんど起用されていない。さらに主力のMFビセンテ・イボーラ(32)が負傷で長期離脱し、ビリャレアルは今冬の補強に迫られており、EU圏外枠を空けるため、スペイン各紙は久保の放出を望んでいると報じている。

そんな中、Rマドリードもビリャレアルからの移籍にゴーサインを出したとされるが、久保の希望はあくまで残留だという。同紙は「久保は思うような出場機会を得られていないが、この時期は成長に必要なことだと理解しており、右サイドで先発を勝ち取るつもりでいる」と指摘した。

放出に傾いているビリャレアル、残留希望の久保、そしてとにかく出場機会を増やしたいRマドリード。それぞれの思惑はかみ合っていないが、どのような着地点となるのか。

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