平和の大切さ発信 ユース代表団抱負 平田副知事に

活動の意気込みを語る有吉さん(左)=県庁

 来年8月に開催予定の核拡散防止条約(NPT)再検討会議を傍聴し、国内外で平和活動に取り組む「ナガサキ・ユース代表団」の9期生9人が24日、県庁を訪れ、平田研副知事に「核問題に関心をもってもらう活動をしたい」などと抱負を語った。
 代表団は県と市、長崎大でつくる核兵器廃絶長崎連絡協議会が主催。代表団は任期の8月末までに、被爆者の体験をまとめた若者向けの小冊子の作製や、平和教育の違いを明らかにするため全国の学校を対象にしたアンケートなども検討している。
 県内出身の長崎大医学部2年の有吉亜樹人さん(21)は小学1年から高校3年まで平和学習を受けて育ち、「全国の子どもたちに、自分が学んだ平和の大切さを伝えたい」と意気込みを語った。平田副知事は「核兵器廃絶を願う長崎の思いを世界に届けてほしい」と激励した。

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