新幹線長崎ルート 国交省との協議 長崎県「フル規格 最善の選択肢」

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 国土交通省と県は25日、九州新幹線長崎ルートの佐賀未着工区間(新鳥栖-武雄温泉)を巡り、ウェブ会議形式で協議した。県はフル規格での整備が最善の選択肢であることをあらためて伝え、国交省もフル規格が新幹線ネットワークとして時間短縮や収支改善の効果が最も高いことを示しながら、佐賀県と幅広く協議していく考えを示した。
 国交省と県によると、協議は今回を初回と位置付け、今後も国交省と佐賀県の協議や与党検討委員会の状況を見ながら開催することを確認。整備新幹線の財源スキームや在来線の現状について情報を共有した。
 フル規格になった場合の費用負担や並行在来線、地域振興についても意見交換。県によると、佐賀県が懸念する並行在来線については、長崎県としてはJR九州に引き続き経営を維持してほしい考えを持っており、国交省も同社と議論してほしいと伝えた。
 地域振興については、2022年秋の暫定開業に向けた取り組みを県が説明。国交省は「しっかり盛り上げてほしい」と求めた。
 協議は約30分行い、県は平田研副知事と浦真樹地域振興部長、国交省は寺田吉道鉄道局次長と足立基成幹線鉄道課長が参加した。